意思疎通の基礎

結局コミュニケーションについてばっかり言ってるような気がする。
けど、あれやこれや一字一句記憶してたら大変だと思うので、
頭に入れておいてほしい二点
『プレッシャーの強弱で導く』
『相手の論理に合わせる』
馬に乗るときにどうやって動かすかといえば操作・扶助なわけで、扶助に使うものは手綱・・坐骨・騎座のバランス
さらにそれぞれの多種多様な使い方によるものなわけで細かく解説すればするほど大変なことになります。
けど、基礎となっているのはすべて「馬はプレッシャーの強い方から弱い方へ向かう」という習性によるものだと思います。
どこで見たかは忘れましたが(汗)基本的にプレッシャーの弱い方へ逃れるらしいです。
当たり前って言っちゃ当たり前の話ですが。
だから、同じ扶助でも推進から規制まで使い分けることが出来る。方向指示することも出来る。
何かをさせたいときには、それ以外のポイントを抑え
ちゃんと出来たら全体のプレッシャーを緩め
間違えたら全体のプレッシャーを強めの繰り返しで指示する。
そうすると、自然と扶助の使い方はだいたいわかります。
ちゃんと馬を見ていれば、間違っている場合どのポイントの扶助がその馬に伝わってないかを感じ取ることが出来るから。
教科書通りの方法は確かに有用で基本となりますが、馬は生き物です。
基礎を理解した上で杓子定規的な用い方をせず柔軟に対応していきましょう。


また、相手が異種族であるという点も頭に入れておかねばなりません。
同じ、社会的動物でも人間の道徳・倫理をそのまま当てはめて考えてはいけません。
相手の身になるということは、相手をよく知らねばなりません。
相手の社会的性質が上下関係で構成されるものであれば、こちらがその認識にあわせる必要があります。
相手の基本的な性質を基に考えて、どのような反応を示すか、どのような考え方をするかを
よくよく考えてコチラの行動を決定しなければなりません。
犬でもおなじみのリーダーシップと群における順位の明確化もこれにあたります。
犬に対し、猫かわいがりなぞすればα症候群になるおそれもあります。
相手の身になって考えるとき、相手の論理で考える努力も同時にしなければなりません。
単に、自分が相手の立場だったらどうかのもうひとつ先をもとめることでより深いコミュニケーションを行えるでしょう。