恐怖感の克服

恐怖感での考え方を頭に入れた上で、どうやって克服するかを考えます。


まず、恐怖感の理由を知ること。そして、自分の性格・タイプを知ること。
それに見合った方法で精神的に安定した状態を得て馬のコントロールを覚えること。
コントロールできるようになればなるほど精神的にも安定します。
一度、このサイクルに入ってしまえば無理をしない限り必要以上に強烈な恐怖感を覚えることはありません。
勿論、不慮の事故などはつき物ですがそれは騎乗の上で覚悟しなければならないものです。
ちょっと無理をしたためになにかが起きても、反省につなげられれば
それに気をつけることで大きな恐怖からは開放されるでしょう。
とはいっても、危険度の高いスポーツなので多少の恐怖感は必要なものとして受け入れる必要があります。
まったく恐怖感の無いのは危機管理上で問題が発生しやすいので。
以下、恐怖克服のための方法例を挙げておきます。


・撥ねるのが怖ければ撥ねない馬に乗る。
・走るのが怖ければ重くても走らない馬に乗る。
反撞の小さいor動きの小さい馬に乗る。
・おとなしい馬で引き馬調馬索馬上体操を行う。
・落馬するときの対処法を頭に入れておく。
・引っかけられた場合の対処法を頭に入れておく。
・歌を歌いながら/話しながら乗る。


特に、〜〜の対処法を頭に入れておくというのはその対処法自体よりも
何かあった場合に自分が対処手段をはっきり把握しているという安心感が大きくなります。
大事なのは馬を安心させるために人が安心すること。
人が安心していても、馬がおびえていては元も子もありません。
またなんらかのアクシデントを起こす要因となります。
人が呼吸を止めているだけで、馬は緊張するとさえ言います。
まずリラックス、しっかりゆっくり呼吸して自然にうまとコミュニケーションをとりましょう。