馬術用語

馬術には馬術の専門用語がたくさんあります。
外国語もそうですが、先人が苦労して訳した語もたくさんあります。


もちろん、乗れればそれでいいというのも確かですが、語から受けるイメージの違いというのは大切です。
用語を正しく知ることもまた、勉強といっていいでしょう。
漢字のミスにしても常歩速歩駈歩などは単に恥をかくだけで済むかもしれませんが
屈撓を屈頭と書く人や半減却を半減と書く人はイメージを違えている可能性もあります。


例えば、この二点に関して言えば
屈撓は屈する&撓む<たわむ>というイメージに対して
屈頭では頭を屈する、つまり、巻き込むのに近いイメージになってしまいます。
屈頭でイメージできるのはガクを譲っている状態だけ(あるいはその形だけ)
屈撓では撓みのもつ緩みと力みのバランスのイメージから
ルースネスからベンドまで正しいイメージに広がりを持つことが出来ます。
半減却に関しては、かならずしもというイメージが間違っている言うわけでもないのですが
減却扶助という一連の扶助動作が、ただひとつのだけにされてしまっては
あらゆるポイント・ポイントでその時に見合った使い方がされる半減却の本質をつかみきれません。
まぁ、最近は半減却から半停止という訳に変わってきたようですが・・・


とにかく、そんなわけで用語・漢字も重要なのです。
訳の時点で間違われていたら元も子もないわけで正しい説明も知る必要はあるわけですが
単にコミュニケーションの手段としても用語はしっかり把握しておいた方がいいでしょう。

以前、千葉大学馬術部携帯サイトに作った用語集を参考に挙げておきます。
そのほか、馬術用語IME辞書ファイル.txt(気付いた分だけローカルな語を抜いてあります)
千葉大学馬術部用語IME辞書ファイル.txt千葉大学馬術部のローカルな語も含まれています)
こちらも、ご使用下さい。
馬術部ブリーフケースにも置いてあります。